経理担当者が陥りやすい時間のムダとは
経理を担当する人がとかく陥りやすいのが、「時間のロス」です。
たとえば、こんなことはないですか?
仕事が終わった後に振り返ると「あの時点でこの部分も準備しておけば、もう一度やる必要はなかったのに・・・」なんてことが・・・
帳簿の世界もまったく一緒で、実は会社の経理で最終的な決算をするためには、企業会計のルール、法人税申告のルール、都道府県民税・市町村民税・消費税の計算、そして給与計算をするときの所得税や社会保険・労働保険の処理など・・・さまざまな業務が絡んでいるのです。
決算のみを目的にして日々の経理の仕事を進めていると、それ以外の業務があるときはどうなるのでしょう。
同じ一つの数字なのに、もう一度そのためにさかのぼって調べたり、集計したりしなければならないことが往々にしてあるはずです。
どうせならその都度、これらの業務の段取りを準備しておけば楽だと思いませんか?
その為には、
①全体の業務を大きく捉えて、全体として理解すること
②企業会計や法人税の申告など、それぞれの最終目的が何なのかを理解すること
③その上で、一つの事柄がでてきたら各ジャンルのかごに集計すること
などを実践します。
そうすれば何重にも時間がかかるロスを防ぐことができます!
全体像を掴むことで、一つの作業だけで完結させるのではなく、ほかの業務にも繋がっていることを意識しながら日常の経理業務を行い、
「時間のロス」を極力なくして行きましょう!