「仕訳」とは?
「仕訳」とは、ある一つの出来事を適切な科目(勘定科目)に振り分けることをいいます。
たとえば、「今日、商品を納品しました。代金は現金で受け取りました。」という出来事があったとします。
出来事を整理すると・・・
①商品を納品したということは、「売上」がたつということ。
②納品した代金は現金で受け取った。
というように分解することができます。
この分解することが「仕訳」であり、一つ一つの出来事のことは「取引」といいます。
仕訳の分解の行き先は、「会社の儲け=利益」を計算するための科目を集計する「損益計算書」と、その儲けたお金がどこに行ったのかを示す「貸借対照表」に分かれます。
損益計算書は、「収益」と「費用」で構成されています。
損益計算書は、会社の一年の営業成績を表すもので、会社の成績表です。この成績表は、一年で集計が終わり、翌年からはまた“0“からのスタートとなります。
一方、貸借対照表は、「資産」「負債」「資本」で構成されていて、開業してからずーーーっと累計されている数字です。
今現在、お金はいくらあるのか、借金はいくらあるのか、というように財産と債務の状況を示しています。
損益計算書と貸借対照表は、「仕訳」の集合体です。
一つ一つの「仕訳」を大切に扱い、間違いの無い損益計算書と貸借対照表を作って行きましょう!